前から思っていたが、ミュージシャンというか音楽業界、ひいてはエンタメ業界全般。
WEBが苦手なようだ。
大手のレコード会社や事務所はその限りではないが、過去4,5年間でこっちの世界の人と出会ってきた中で、しばしば感じてきたことである。
理由の1つとしてはシンプルにデジタル世代か否かといった話があるが、いやはや、若手のミュージシャン、音楽以外でも役者関係の人などは20代、30代でもWEBに不慣れな人が多い。
そんな若きプレーヤーたちに物申す、甘い。と。
エンタメ界に身を置いているということは、自分自身が商品であり社長だ。しかし、この情報化社会でWEBを使った営業ができないとなると話にならない。たまに身近なプレーヤーでこの点が甘い人がいるとアドバイスしたりするのだが、この際、いくつか使えそうなネタをまとめておくので、良ければ参考にしてほしい。
まず自分のWEBサイトくらい持てよ。
これは基本中の基本。
たまにtwitterやfacebookだけ、良くてAmebloという人がいるが、はっきり言って笑止千万。
これらSNSは基本的には「拡散」ツールとして使うべきであって、「基地」となるWEBサイトは別途しっかり構えておくべきである。SNSのフロー型で流れていく情報を追って見返すほど俺たちは暇じゃないし、そこまでお前に興味はない。
人に知られたいのなら己のプロフィールやウリ、実績などが分かるネット上の履歴書(すなわちホームページ)を用意しろ。
そこで、アルバイトをしながら活動する資金力の乏しい諸君のために、無料で自身のWEBサイトをつくれる手段を紹介する。
Wix
数あるテンプレートの中から自由にカスタマイズして作成可能。普通にそこそこのミュージシャンもこれでサイトを作っていたりする。
http://ja.wix.com
Jimdo
こちらもHTMLなどの専門知識は一切不要で作成可能。最近TVCMも打っているようで、まさかホームページ作成サービスがお茶の間に流れるとは時代も変わったものだ。
しのごの言わずにまずはこれでサクッと自分の基地をつくれ。
なに?!サイトはあるけど、グッズを売りたいだと??
たまにこういう生意気なやつも散見される。
しかしアーティストにとってグッズ販売は大きな稼ぎ頭。その、虎たちにマネーを求める様なガッついた姿勢に免じて下記も教えてやろう。
BASE
こちらも無料でネットショップがつくれる便利なWEBサービスだ。まったく最近のIT企業は世の中をどんどん便利にしやがる。。
ちなみに日給600円。ギター1本で世界を放浪する大馬鹿者 〜真のグローバル人材とは何たるかを教えてやるよ〜の記事で取り上げた世界を放浪するミュージシャンYAKKENもBASEを使って活動費を稼いでいたりする。
情報は武器だ。
はっきり言ってこんなものはそこら辺の大学生でも知ってるレベルだぞ
いかがだっただろうか。
見出し通りこんな情報は正直、眠れないから暇つぶしにサクッと起きて書いてる位に容易なネタだ。
しかし、自身の演奏スキル、演技スキルなどの向上にかまけてPR戦略をないがしろにしているものたちにとっては値千金の情報になりうると確信し、筆を執った次第だ。
ぜひこれらのツールを使いこなし、さらに言えばこうした有益な情報にアクセスできる情報感度、アンテナをはることにも尽力して貰いたい。
最後に、今日この記事を見て、
「やば!こんなお洒落なサイト無料でできるんだ!知らなかったラッキー!」
と思ったアマチュアミュージシャンの君にもう一度言わせてもらう。
甘い。
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