
さて、前回の続きを書こうかな。
まだ読んでない方はこちらから先にどうぞ。
↓↓
就活のPRネタにバンドサークルとか使ってる奴は内定出ないよ絶対
まずはじめに前回のおさらい。
・バンドサークルの学生は就活でバンドをアピールすべきではない
・理由はマイナスアピールだから(ビジネスパーソンにとっては遊びと捉えられる)
・しかし当の学生はそれに気付かず意気揚々とバンドネタで就活に挑んでいる
・その後どうなるの・・?←今ココ
とこんな感じだ。
ここから続きを展開していくにあたって、一旦俯瞰して就活の概要を軽く話しておくか。
就活とは正直受験と同じ様なものだと思っている
・テスト(SPIなど)
・ES(エントリーシート)
・面接(自己PRと志望動機)
が就活で課される主な選考ポイントであるが、これは大学受験と同じだ。
<文系>
・英語
・国語
・社会
<理系>
・英語
・数学
・理科
受験も主に3科目によって「あなたはウチの合格水準に達しているのか否か」が判断される。
で、当たり前の話だけど、
良い大学に受かりたい奴は当然この3科目の得点(偏差値)を上げるために必死で勉強する。
その結果、頑張ったやつから上位校に入れる。何の問題もない、自然の摂理と言える。
では次に就活はどうか?
客観評価で志望先を決める受験に対し、主観評価で志望先を決める就活
どういうことか?
大学受験を終えた人には自明の理だが、行きたい大学を決めるときはまず自分の成績、偏差値から合格を狙える学校を志望先群として選んでいなかっただろうか?
ないし、自分の現状レベルからは到底無理だが、どうしても行きたい大学があればそこに受かるための準備をしていくのが普通だろう。
これを「努力先行型兄ちゃん」としよう。
一方で就活はこの感覚がなくなるのだ。
自分の大学、スキルに関係なく主観的に「俺はA社に行きたい!」という一心から、努力先行型とは対になる「想い先行型兄ちゃん」が量産される。
勿論それ自体は何も否定はしないが、その後の動きに問題がある。
試験に向けて偏差値を上げていく受験に対し、ぶっつけ本番で挑む就活
ビジネスパーソンである読者の方々からすればこのタイトルだけで全てを理解できるはずだ。
そう、受験目前に大好きな彼女に振られても毎日自習室にこもって単語帳がボロボロになるまで努力していた君は、さぞ希望の大学に入学することができただろう。
しかし、就活でそれと同じだけの戦略を練り、準備したかと言われると今度はどうだ?
正直この問いの瞬間、受験時に纏っていた君のドラゴニックオーラは全て解除されてしまったんじゃないか?
当然だろう。
君の日々の鍛錬であった「単語帳、参考書、模擬テスト」は、大学に入った瞬間「酒、合コン、おサボり」になったのだから。
つまり、徹底した準備で挑んでいた受験に対し、完全に武装解除(というか、フヌケ)した状態で勝負に挑もうとしているのが今の就活(生)だ。
ここまではバンドサークルだけでなく全ての大学生に当てはまる。
がしかし、バンドサークルの学生はここから更に己の武器となるPRネタがそもそもマイナス評価だというお土産付きだ。加えて本人もその事実に無自覚というダブルコンボが、この後の彼らの戦いをより厳しいものにしていくのであった。。。
次号ではそんな彼らの具体的なPR内容にフォーカスしていこうと思う。
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