
ディスクユニオン渋谷パンク・ヘヴィメタル館でVOLCANOの4枚目のアルバム『Melt』発売サイン会が開催された。
サイン会を終えたVocalのNOVさんに直撃インタビュー
サイン会はいかがでしたか?
敢えて、ラフな格好でショップに向かったのですが、すでにサイン会に来てくださったかたが、並んでいるのにビックリ仰天!
服を着替える間もなく、サイン会の空気に酔いしれながら、シルバー、ゴールド、ブラックのペンを準備してもらいつつ、いざスタート
サイン会でNOVさんのポリシーはありますか?
これまでも、それなりのサイン会をやってきた私の小さなポリシーは、「一声かける」です。
今回はメンバー的に順番がラストだったので、その一声が「日付と、名前入れますか?」でした。
100パーセント、皆様は名前を教えてくれました。毎日、サイン会をして毎日皆様が来てくれたら、皆様の名前を覚えられるのてすが、さすがにそれはなーい!(笑)
今回のサイン会で印象的だったことを教えてください。
驚いたのが、来てくれた方々の年齢!
ベテランとなる私達のちょい下の世代が中心かと思いきや、20代が中心となるサイン会でした!大学生グループも来てくれていました。
大学にまで、VOLCANOが伝わっているが嬉しかったね!
男女比はいかがでしょう?
ほぼ男!
これまた驚きもありつつ、貴重な女子には優しく握手!もちろん男子には力強く握手!
来てくれた方々の表情を見ながら、これからもVOLCANOを気合い入れていくぞ!と、思ったね!感謝
前作3枚目の『MITHOLOGY』のタイトルはNOVさんが発案なさったのでしたね。
これは、ひさびさの新曲製作をするなか
飲んだくれの『やすしくん』(屍忌蛇氏の本名)という人間が『屍忌蛇』というギターリストになると、素晴らしいフレーズが次々と出てくるのは「神」がかっています。
過去と思われていたかもしれないVOLCANO[※1st『VIOLENT』(avex 2000年)2nd『DAVI』(ビクター・エンターテイメント2001年)から10年経っていた。]が、新たに動き出すという所から、あえて『神話』という過去的な言葉を用いながら、人間が作り出す神的サウンドとして私が『MITHOLOGY』を提案しました。
今回の4枚目アルバム『Melt』はどのようにしてタイトルが決まりましたか?
今回も私が、アルバムタイトルを屍忌蛇から頼まれていたのですが、自分自身もなかなか言葉が見つかりませんでした。
「濁音で何かないか?」と言われて探していたものの見つからなくて苦悩。
そんな中、屍忌蛇から「『Melt』どう?」「えー!濁音ちゃうやーん!」と思いながらも意味を聞いたら、「『溶かす』という意味なのだが、『感動させる』という意味もある」この言葉を聞いて、私が感動!「いいやん!」となり、協議した結果、採用となりました。
『怒りを和らげる』という意味もあるようで、今回のVOLCANOサウンドが、激しいながらも、メインコーラス(サビ)で和らげるのと結びつくであろう!
NOVさんの目線で『Melt』はどのようなものですか。
前作の『MITHOLOGY』という『液体』液体が『Melt』で『塊』となり『揺るぎないもの』になり得た感じがします。
前作の『MITHOLOGY』は、曲全体も、YOUTHQUAKEのShunのスラッシャーなファストビートにザ・メタルベースのAKIRAの有刺鉄線の硬く尖った低音が混じり合う中での華麗に哀しくまとわりつく屍忌蛇の旋律。
そこに私は、リリックとボイスを流し込み入れました。その時の満足感もすごかったのですが、今回の『Melt』は、より一層の満足感がありました。
この四年間、我々なりのペースでライブを重ね、メンバー間でのグルーヴをさらにさらに、淡々と構築して来ました。また、それぞれのメンバーに色々なことがありました。
YOUTHQUAKEの解散はショッキングでした。でも、私以上にYOUTHQUAKEのShunは枝道に立たされただろうし、AKIRAは何かを背負ったに違いないし、身内が大変なことになり、そばに寄り添う決断した彼のためにも、彼抜きでのライブも決行しました。そんな状況を屍忌蛇は感じながら「曲」を作っていったのだから、良いものが出来るに決まっているでしょう。
『屍忌蛇という人間は、酒が好きである好きというものを止める権利は誰にもない』
そんな人生と、Shunのパワーライフと、AKIRAの音楽生活と、私の、『どうにでもなるやろ』ロードが、去年噛み合って
新作制作が始まりましたが、制作のペースも、ドラムのリズムも速かったです。
私は歌詞とボイスメロディー制作に、焦りと『がむしゃら』を融合させながら、一曲ずつNov完成させて参りました。
そして、今年に入り本番レコーディングで、屍忌蛇メロディーと合体させながら、『VOLCANOワールド』の城を建てていきました。
NOV目線の中で、私はコンセプトを作るのが好きなので、前回の「闘い」からの今回は「共闘」という意味合いを入れて作りこみました。結果は、「攻撃」となってしまったのですが!(笑)
敢えて、難しかったのは、「音質」です。
私達の武器は曲の中身でもあるが、伝えたい「音」でもあるのですから。
良い音、悪い音の概念ではなく、この「曲」に対しての音の質感である。
もちろん、唯一無二の音質も求めていますし、未来へ向けての音質、まだ誰も観ていない「質」を探しています!
この感覚は、私自身、AIONで学んだことです。
レコーディングの最後のミックスダウンという作業で、すべての音が重なり合い、どうなるのか?
メンバー全員で聴いて、一曲ずつ聴いて頷く、気になる箇所を指摘もする。
話し合う、討論しあう、途中で屍忌蛇が愛犬『やすべぇ』の散歩に行かないといけないので消えてしまったのです。しかも、エンディング曲の「Melt」の時に(笑)帰ってこないので私がバランス決めたったー!(笑)面白いでしょう?(笑)
先日のギャレットでのライブは、素晴らしいものになりました。今年は、まだライブが何回かあります。全部を観に来れば、今回のボルケーノストーリーを肌で感じられるぜ!
そして先日、屍忌蛇は私にこう言った
「NOV!次回作もっと良いの作ろうな」
彼は酔っていたのかどうか、、、、
今回のアルバム、メンバーもスタッフもすごいものができた!となったので、アルバムタイトルは『VOLCANO』でも良いのでは?という意見も出たのですが、
屍忌蛇「いや、次回はもっと良いの作るから!」
屍忌蛇くん、おもしろいでしょう? (笑)
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