七色の表情に五(曲の)疾駆(ゴシック)でハードな音楽性。デビュー2周年を祝うかなでももこがワンマンライブを通し提示した、凛々しくもロックな姿。

七色の表情に五(曲の)疾駆(ゴシック)でハードな音楽性。デビュー2周年を祝うかなでももこがワンマンライブを通し提示した、凛々しくもロックな姿。|Myuu♪

 2年前の12月11日、かなでももこはアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」2ndシーズン4thエンディングテーマ『赤いメモリーズをあなたに』を発売し、デビューを飾った。
昨年はレインボーカラー(七色)をテーマに、かなでももこの歌声の魅力を6人の作家が作った楽曲を通して表現、1stミニアルバム『KANADE』として形作っていった。今年は、かなでももこの中に潜むロックな表情を際立たせようと5組の作家陣を起用し、「かなでももこROCKPROJECT」として”影を背負った激しくも躍動的な楽曲”を5ヶ月連続で発表し続けている。他にも、ゲームアプリ「琉球異聞 朱桜の繋」とのコラボレートも実施。
かなでももこの2年間の歩みをリアルに投影したのが、彼女のデビュー2周年の日となる12月11日(金)に渋谷 RUIDO K2で行ったワンマンライブ「かなでももこ 2nd Anniversary Live 2015 『Color and Dark』」だった。この日は、生バンドを従えて演奏。

七色の表情に五(曲の)疾駆(ゴシック)でハードな音楽性。デビュー2周年を祝うかなでももこがワンマンライブを通し提示した、凛々しくもロックな姿。|Myuu♪

しっとり流れ落ちたピアノの旋律。大きなスクリーンに映し出されたのは「かなでももこROCKPROJECT」を通した彼女の活動の軌跡を映し出した映像。バンドの演奏が響き出すと同時にスクリーンが上昇、かなでももこのライブが幕を開けた。冒頭を飾ったのは、みずから作詞も担当。激しさと哀愁味を重ね合わせた『流れ月』だ。フラッグ付きのハーフスタンドマイクを振りかざし歌う姿に、彼女なりの挑発的な姿勢を実感。舞台上の表情も、何時にも増して凛々しい。客席では、その熱に負けまいと、拳振り上げ想いを返してゆくファンたち。熱い躍動抱いたライブになる予感は、すでに舞台上に芽吹いていた。
熱狂を孕みだした場内に轟き出したのが、低音響く重厚な音を携えた『福音-GOSPEL-』だ。ゆったりと、でも確実に重さを持って唸る音の上で、「私には歌がある」とみずからの気持ちを宣言。重厚な音の上で力強く想いを宣言してゆくからこそ、その歌から、彼女の強い意志が胸にドスンと突き刺さってきた。
轟き渡る激しいシンフォニックサウンドの上で、これまで以上に挑発的な姿勢でかなでももこが『嘘のない私で』を歌いだした。冒頭から彼女が提示したのは、「これがかなでももこ流のロックな姿勢」という意気込んだ姿。時折笑顔を浮べながらも、女豹にも似た凛々しい姿を持って観客たちを挑発し続けてゆく。何度もマイクスタンドを振りかざし、私に従いなさいという様を通し舞台を先導/煽動してゆく様は、まるで最前線で士気を煽る戦士のよう。

七色の表情に五(曲の)疾駆(ゴシック)でハードな音楽性。デビュー2周年を祝うかなでももこがワンマンライブを通し提示した、凛々しくもロックな姿。|Myuu♪

「自分の今までの活動の想いを綴った曲からの幕開けで、みんながここに居てくださってとても嬉しく思っています」。それまでの凛々しさから一変。MCでは、何時ものひょうきんなかなでももこに戻っていた。その親しみやすさが彼女らしさ?!。とはいえ、歌い始めると、その曲に似合う姿に変わってゆくのも、今のかなでももこだ。

ロックな姿勢を描き出した序盤から、一転。次のブロックではアコースティックな表情を提示。牧歌的な旋律が場内へ導いたのは、理想郷にも似たのどかな風景。たおやかな音色へゆったり身を預け、想いを紡ぐよう彼女は『fragment』を歌いかけてゆく。それまでの暗黒熱狂の世界を、一気に哀愁な想い抱く雄大で穏やかな世界へとかなでももこは様変えていった。これも、彼女自身が一つ一つの物語を導き出す術を身につけた成果?!
荘厳な音色が場内をゆったりと包みこんでいく。ほのかな光を抱きながら、まるで日溜まりの中で優しい温もりを感じるような想いを、かなでももこは『未来への前奏曲』を通して届けてくれた。観客たちも、ミニアルバム『KANDE』収録曲が流れるときは、その楽曲に合わせた色のサイリウムを振ってゆく。互いに楽曲を通し想いを分かち合う、その関係性が素敵じゃない。

 「こうやって座ってまったりと歌うのが夢でした」の言葉に続き、手にしたのがアコースティックギター。「今日はこの温かい空気に身を任せてですね、私も2周年を迎えたことから、どんどんチャレンジしていこうと今年1年「奏でる」をテーマに頑張ってきたギターを披露したいと思います」

12月11日は、かなでももこのデビューした日。その記念日を祝うように、デビュー曲の『赤いメモリーズをあなたに』を、みずから爪弾くアコギの音色も重ね合わせ、アコースティックなスタイルで披露。「寄り添う日も」という言葉に深みを覚えたのも、つたない演奏ながらも、必死に想い込めて弾き語りしてゆく彼女の姿に嬉しく惹かれたから?!。演奏技術や弾くことに必死な様はさておき、つねに挑戦の姿勢を忘れない姿は舞台上でも輝いて見えていた。むしろ観客たちは、「しっかり完走してくれ」とハラハラな気持ち混じりでも観ていたようにも映っていたが…。

 沖縄の民族衣装に着替えて登場。披露したのが、琉球国を舞台にしたゲームアプリ「琉球異聞 朱桜の繋」の主題歌『花香鮮夢』。ゆったり流れるたおやかな音色へ優しく身を寄せ、想いを馳せるよう歌いかけてゆく。まるで太古の琉球の国から蘇った歌姫のよう?!哀惜な想い抱いた歌の中に包まれながら、誰もが悲々とした気持ちのままに身を揺らしていた。
その切ない想いを増幅させるように流れたのが、スケールあふれた哀愁バラードロックの『胎動』だ。これまで以上に重厚な音へ熱く感情を注ぐよう、魂震わせ歌う彼女。その姿は嘆きに身悶える歌姫のようにも見えていた。

秘めた熱情抱いた姿から、ふたたび一変。ここからはチャーミングな面も含む、明るく開放的な姿を提示。『魂WAVE』が流れ出したとたん、場内中が赤いサイリウムの光に包まれた。高ぶる情熱を思いきり解き放ち、満面の笑顔で弾け出した。凛々しいかなでももこも魅力だが、天真爛漫な姿を見せるところも彼女の大切な魅力だ。
サイリウムの光は、まばゆい白へ。拳振り上げ観客たちをリードしたのが、カラッと晴れな表情を届けた『Dream on dreamer』。彼女の歌にコールを帰してゆくファンたち。無条件に気持ちを弾ませる楽曲だからこそ、かなでももこもファンたちも、沸き上がる気持ちのままにはしゃいでいた。

「みんなのおかげで楽しい楽しい2周年を迎えられております。もう感動ですよ、この楽曲を制作していた頃がフラッシュバックしてきます。今日は格好いいロックな姿を見せるのが使命です。どう、格好いい?!」

  終盤は、かなでももこの中心を成す色を形作ってきた俊龍ナンバーを三連打。流れ出したのが、鮮やかな色を放つ、気持ちを熱く高ぶらせる『Ocean of Lights』だ。これまで以上に大きく拳振り上げ、かなでももこは晴れた声を張り上げてゆく。場内では、全力で飛び跳ねてゆく人たちも…。熱を湛えた場内へ注ぎ込んだのが、スケールあふれたハード&ドラマチックな『Can you save my heart?』だ。繰り返す波のよう、何度も何度も高ぶる想いが沸き上がってゆく。気持ちが武者震い立つとは、こんな高揚のことを指すに違いない。最後は、ROCKPROJECTの始まりを告げた『Sing in the Dark』だ。轟き渡る重低音サウンドとシンフォニックハードな音色が重なりあう中、情熱抱いた歌声を凛々しく、高らかにぶつけてきた。かなでももこが標榜するロックな姿、それをしっかり生のライブを通し、彼女は眼前に示してくれた。もちろん場内では、熱狂の拳を振り上げ、絶叫上げながらファンたちが騒いでいたこともお伝えしておこう。

七色の表情に五(曲の)疾駆(ゴシック)でハードな音楽性。デビュー2周年を祝うかなでももこがワンマンライブを通し提示した、凛々しくもロックな姿。|Myuu♪

 ファンたちからの「2周年おめでとう」の声と無数のクラッカーの音に涙ぐむかなでももこ。「2歳、ホントありがとうございます」と語りながら号泣。これも、涙もろい彼女らしい姿?!。

アンコールで演奏したのが、12月25日に配信リリースがスタート、この日が初披露となるROCKPROJECT最終曲となる『Good Morning Dictator』。激しくシンフォニックに攻めたてる演奏の上で、挑発するように歌いだした。次々と色を変えてゆくドラマチックな表情へ、さらに強い存在感放つ色を彼女が塗り重ねていた。どっしりとした黒い輝き放つ楽曲を、しっかりリードしてゆく。いや,まだまだ背伸びをしているとはいえ、ROCK PROJECTの経験を通し、確実にゴシック/ダークな表情も自身の色に定着させてきたのは間違いない。

最後を飾ったのが、2年前にこの日の舞台に立つきっかけを作った、アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」4thエンディングテーマの『赤いメモリーズをあなたに』。場内中を包んだ赤いサイリウムの光の波。これまでの歩みを思い返すよう、言葉のひと言ひと言を噛みしめながら、場内に広がる赤い光へ手を差し伸べ歌う彼女。込み上げる想いに胸がつまり歌えなくなった彼女に変わり、歌うファンたち。互いの想いを結びあうように場内に響き渡った『赤いメモリーズをあなたに』。きっとこれからもこの歌が、かなでももこと仲間たちを繋ぎ続ける指切りの歌になってゆくのは間違いない。最後に照れながら行った無数の投げKISSの表情も可愛かったけどね。

 最後に、かなでももこの最新情報をお伝えしよう。まずは、12月25日(金)に「かなでももこROCKPROJECT」の第5弾楽曲『Good Morning Dictator』の配信がスタート。同楽曲は、作詞、作曲を摩天楼オペラのボーカル・苑が、サウンドプロデューサーをtatsuoが担当した、壮大かつ重厚なロックナンバー。このシリーズを締め括るに相応しい楽曲だ。
さらに配信日の翌日となる12月26日(土)に、東新宿にある「パセラのコワーク セミナールームD」にてサイン会を行うことが決定した。開場は11時、開演は11時30分からを予定している。参加条件は、「各配信サイトにて『Good Morning Dictator』をダウンロードして頂いた方全員」。参加や入場についての諸注意は、かなでももこのアーティストページで確認して欲しい。来年6月には、バースデーライブの開催も決定。3年目も駆け続けるかなでももこの活動に熱い視線を注いでいただきたい。
 
TEXT:長澤智典

七色の表情に五(曲の)疾駆(ゴシック)でハードな音楽性。デビュー2周年を祝うかなでももこがワンマンライブを通し提示した、凛々しくもロックな姿。|Myuu♪

――セットリスト――
『流れ月』
『福音-GOSPEL-』
『嘘のない私で』
『fragment』
『未来への前奏曲』
『赤いメモリーズをあなたに』
『花香鮮夢』
『胎動』
『魂WAVE』
『Dream on dreamer』
『Ocean of Lights』
『Can you save my heart?』
『Sing in the Dark』
-ENCORE-
『Good Morning Dictator』
『赤いメモリーズをあなたに』

かなでももこ Web
http://www.starchild.co.jp/artist/kanademomoko/
http://www.kanademomoko.com/

かなでももこ twitter
https://twitter.com/momoko_kanade                       

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