【初代NewsPicksキャスター】奥井奈々が“ギター少女”の世界観を初告白!ギター1つで世界をまたぐストリートミュージシャン、音楽で人の輪をつなぐ即興演奏の楽しさとは!?「人生で初めて学校の先生に褒められたのが長い指だから弾けたFコード」「お金がなかった淡路島の18年間~工夫したら貧乏は楽しい!」

2024年9月に初の著書「ガチ存在価値 – あなたの姿勢で勝ちが決まる -」が重版されて話題となっている初代「NewsPicks」キャスター奥井奈々(31)がギター少女の一面を語ってくれた。ギター1つでストリートミュージシャンや、顔の知らない人から歌いたい曲を聞いて即興ギターをする。彼女がいるところに音楽があり、輪がある。不思議な魅力を紐解くには18年間、島から出なかったヒストリーに答えがあった。魅力的な両親のキャラクター、貧乏でも毎日楽しんだ島生活の極意を屈託ない笑顔で話してくれた。「妄想」と「ギター」さええれば何でもOK!奥井哲学が今の乾いた時代に必要と再認識させてくれるインタビューでした。

【人生で初めて学校の先生に褒められたのが長い指だから弾けたFコードだったんです】

―――. 奥井さんにとって音楽とは何ですか?

奥井 救いであり、賛美歌的なものですね。私の場合、たまたま中学でギターを習う授業がありまして。クラスの中でも指が長かったのでFコードを簡単に弾けたんです。人生初めてと言っていいほど先生からちゃんと褒められまして、今でもそのとき場面は忘れられないです。高校ではギター部、大学ではギターボーカルとしてバンド活動に青春を捧げました。不思議に良い曲はコード進行がいいんですよね。例えば奥田民生さんの「さすらい」の「歌うよ」のところで突然Cコードが出てくる。コードもさすらっていて素敵だなと思います。

―――. ギター少女なんですね?

奥井 はい。曲を作って聞いてもらうより、人からリクエストもらって即興で弾いて歌ってもらうのが好きなんです。気持ちよく歌ってもらえるときの顔を見ているのが最高で。「U-FRET」という有料サイトがあって、ここから大体の曲のギターコード譜が見れます。携帯一つで、このサイトを見て海外でストリートライブしたこともあります。便利ですよ。社会人時代、家にものを置くのが好きじゃないタイプなので、引越しのときパンツとギターだけ持って次の住処に移りました。それぐらいギターは生活の一部なんですよね。私にとって音楽は人と人とを結ぶアイテムでギターは絶対不可欠です!

―――. 人生を変えたアーティスト3人を教えてください

奥井 オアシス、くるり、奥田民生さんです。3人ともギター演奏は神がかっています。特に印象に残った歌詞で言いますと。オアシスは「おまえはいつも人目を気にして他人が望むことしか見ていない。自分自身をしっかりつかむんだ。そんなに難しいことじゃないんだから」の歌詞が、まるで周りを気にして耳障りのいい綺麗事の定型文しか言わない日本人に向けた歌のようだと思いました。くるりは「言葉はさんかく こころは四角」の歌詞が、三角は四角の半分で、こころのうちの半分くらいしか言葉では表せない。奥田民生さんは「野ばら」という曲で、一見すると釣りを楽しむ男の歌のようですが、実は遠くにいる大切な人を想う歌なんです。大事なことをあえてストレートには言わず、愛の言葉を釣り用語に置き換える、そんな照れくささと男らしさが絶妙に混ざり合った歌詞が、まるで心の隙間にストンと落ちてくるような感覚を与えてくれます。あと初めて本格的に音楽活動をしたいとキッカケとなった曲はGreen Day「Wake Me Up When September Ends」でした。高校1年の15才の夏で、若いパンクロックバンドが当時のブッシュ政権批判をロックで表していて。最後にはグラミー賞のトップも受賞したりして、一見、パンクでチャラチャラしているように見えるお兄さんが、歌を通じて戦争を止めることに貢献している姿に衝撃を受け、最高にかっこいいと思いました。平和に貢献している姿が衝撃でした。

【父は世界一、私のファンです。照れ屋の父を大泣きさせるのが人生の目標です】

―――. どんな家庭に生まれましたか?

奥井 兵庫県南あわじ市(旧・三原町)に生まれました。父と母と弟の4人家族で、父は淡路島で鹿や猪、熊を駆除する狩猟家、母は水彩画家で美術館で働いています。2人とも今も現役で父は65才、母は60才です。弟は2つ違いで29才です。今でも実家に帰ることが多くて家族みんな仲良しです。阿万海岸海水浴場近くの4階建て町営団地に生まれました。男勝りで泳ぐのと体を動かすことが大好きで、3才まで裸のまま島中を走って、淡路島の風と会話してました。もう1日中、走り回っているので趣味、島散歩(笑)。それぐらい淡路島は景色に飽きないんですよ。

―――. 奈々の由来は?

奥井 父がつけてくれたんですけど、サウンドがいいから「奈々」にしたそうです。あまり深い意味は(笑)。

―――. 両親から影響を受けたことはありますか?

奥井 父は世界一、奥井奈々のファンですね。私が出た雑誌や新聞すべてを切り取ってファイリングしたり、ファンとつながっていて私の知らない写真をもらって、プリントアウトして実家の壁に貼ってます。その反面、感動のハードルが高くて「阪神」「イチロー」以外は泣いたところを見たことないんです。昔から照れ性な人で、私と面を向かって弱いところを見せるのが嫌みたいです。本を出したときも孫ができたときも表情を変えませんでした。結婚式はずっと我慢していましたが、涙流していましたが。今でも父親を泣かせたい!面を向かって褒めてほしいっていう気持ちが仕事をするモチベーションかもしれませんね。一番のファンだが世界一番厳しいファンで。ゆくゆくは阪神の仕事、甲子園で始球式をしたら、きっと父は泣いてくれるかな?って夢みてます。母は美術的センスが強い方なので、小学校から美術、水彩画を教わりました。その影響で今も絵を書くことは好きですね。2人とも淡路島に在住しているので、いつかは淡路島観光大使になって喜んでほしいですね。

【お金がなくても工夫したら何でも楽しく感じるんです。淡路島にいて1度も辛いと思ったことはありませんでした】

―――. どんな学生時代でしたか?

奥井 わたしサウスポーで、小さい頃から運動ができました。小学校はバレーボール部に入って、セッター、アタッカーをしてました。中学校はソフトボール部でファースト。高校からは音楽少女になってギター部、奥田民生「さすらい」、スピッツ「チェリー」、YUI「CHE.R.RY」とか演奏してました。大学は関西外国大学外国語学部に進学して音楽サークル「サウンドクリエイション」に入りました。コピーバンドを結成、ギターボーカルを担当。昔の洋楽。オアシス、Guns N’ Roses、クイーンなどを演奏してましたね。小中高は淡路島の学校、大学は大阪でしたね。

―――. 番組やインタビューで貧乏話をされておりますが、辛かったエピソードを教えてください

奥井 実は貧乏で辛いと思ったことないんですよ。みんな信じてくれないんですけど、貧乏で楽しいことばかりです。貧乏って工夫したら何でも楽しく感じるんですよ。例えば「淡路島は最高の散歩コース!」。景色が飽きないんで、いつまでも歩き続けれます。あと「図書館は遊園地!」。1日中いれる場所で、お弁当と水筒を持って出かけていました。そのおかげで小さい頃から読書家で妄想しながら生活を楽しんでました。手塚治虫「火の鳥」「ブラックジャック」、福沢諭吉「学問のすすめ」、「世界地図」「人体解剖図鑑」は大好物でした!妄想の宝庫です。小学校のときから、いつか自分で本を出したいなあと思っていたので今回、初の自著「ガチ存在価値 – あなたの姿勢で勝ちが決まる -」を世に出せて感慨深く。妄想が現実になりました。あと大阪府高槻市に住んでいる祖母の家に行くときは楽しかったです。当時、明石海峡大橋はまだなくて、フェリーだったんですよね。出航前にライフジャケットを着用するんですけど、海に自分が放り投げられたら絵本「星の王子さま」のように無人島にたどり着いて新しい何者かが待っているかもしれないとか空想。空を見たり、海鳥を見たり、もうそれはそれは妄想していたら、あっと言う間に祖母の家についちゃうんです。

―――. いつ貧乏生活を抜け出せたのですか?

奥井 19才で淡路島を出まして初めてアルバイトしました。初めてのアルバイト代でギブソンのエレキギターを買ったことを覚えております。2年間、お金を貯め込んでフロリダに留学。18年間、島から出たことなかった生娘が日本を飛び出し海外に出るなんて。妄想がなせる業(わざ)だと思います。基本あまり考えていないタイプなので。その反動で約20カ国を旅しました。主なところでいうとスリランカ、韓国、中国、シンガポール、香港、台湾、オーストラリア、アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、チェコ、ポーランド、イタリア、トルコ、モロッコ、ドバイ、スイスなど。2025年はモンゴルに行く予定です。

―――. オススメの国 BEST3を教えてください

奥井 1位はトルコ、2位はスリランカ、3位はイタリアです。理由は人なつっこい人柄で。私とバイブスがすごく合って心地よいんですよね。

▽プロフィール

奥井奈々/1993年2月13日、兵庫県南あわじ市生まれ。実業家、アナウンサー、モデル。関西外国大学外国語学部卒業。

2018年、初代「NewsPicks」キャスターに抜擢、5年間、落合陽一、堀江貴文ほか多数の文化人、起業家とトーク番組を渡り歩いた。主な番組として『TheUPDATE』、『HORIE ONE』、『WEEKLY OCHIAI』など。現在は、ネット番組を中心にMCやファシリテーターとして活躍する一方で、ヘルスケアや体調管理に特化した動画メディア「WellNaviAI(ウェルナビアイ)」の代表を務める。2024年に初の著書で『ガチ存在価値 – あなたの姿勢で勝ちが決まる -』が発売。転職1年目の教科書的な役割として話題となる。

Instagram:  https://www.instagram.com/nana_okui

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<WellNaviAI>

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<出演歴>

【テレビ】ゲスト「MOCAL」(BSフジ)、「ぶらり経済街歩き〜巷から読み取るビジネス知識〜」(BSフジ)

VTRインタビュー「クローズアップ現代」(NHK)

【ラジオ】ゲスト「生島ヒロシのおはよう定食|一直線」(TBSラジオ)、「MC Joi Ito’s Podcast」(Podcast)

【インターネット放送】MC「WEEKLY OCHIAI」(NewsPicks)、「HORIE ONE」(NewsPicks)、「THE UPDATE」(NewsPicks)、「INVESTORS」(NewsPicks)、「New Door」(NewsPicks)、「NEXT」(NewsPicks)、「ReHacQ-リハック-」「ELLE」「Nikon」

インタビュア「新R25」「スタジオパーソル」「日刊SPA!」

ゲスト「お金のまなびば!」「しゅんダイアリー就活チャンネル」

【モデル】「コスメデコルテ」「アスタリフト」「東急スポーツオアシス」「Grounds」「オニツカタイガー」「カポックノット」「iino」ほか多数

【映画】「ストレージマン」(アナウンサー役)

【CM】「AI Messenger」

【イベント】MC NewsPicks「Zoomtopia 2024」「WebX」「OKETA COLLECTION」「OPEN HUB」「ELLE ACTIVE! FESTIVAL」「Mixi(堀米雄斗 NFTアートプロジェクト)」「SHIBUYA CINEMA CLUB」「ソニー U24 CO-CHALLENGE 2021」

総合司会「経済産業省・EXPO-PHR運営事務局主催イベント」「M&A Draft」パナソニック「SPORTS CHANGE MAKERS」

ゲストスピーカー「YOUTRUST」「Architecture & Urban Research Institute(韓国)」

レポーター「CES 2021​ Panasonic in Tokyo」

【雑誌】「食楽」(徳間書店)、「ソニー損保の「安心ってなんだ?研究所」(ソニー損保)

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