「tkmk爆女祭」も6日目へ。チケットは完売!!凄まじい熱狂と盛り上がりに身体もHOT HTO(へとへと)。でも、その興奮が止まない禁断症状だと改めて教えてくれた爆裂な一夜!!
“GIRLS ROCK BAND”Caramel主催及び連日出演のもと、5月に渋谷CLUB CRAWLを舞台に一週間連続で行われたイベント「tkmk爆女祭 vol.0~渋谷編~」。連日、ガールズバンド/アーティストが登場し熱狂を描き続けてくれた。その第二弾として、11月23日より29日までの一週間、ふたたび渋谷CLUB CRAWLを舞台に「tkmk爆女祭 vol.1~渋谷編~」を開催。今回は、CaramelとCREAの共同主催として実施。この2バンドは一週間毎日ライブに登場。その日の模様を一週間連日レポート!!
チケットはSOLD OUT!!。6日女(目)となった11月28日(土)には、La PomPon/SORAMIMI/Split BoB/CREA/Caramel/たんこぶちんが出演。凄まじい熱気に包まれたこの日のイベントの模様をお伝えします。
La PomPon
幕が開くと同時に姿を現したLa PomPon。冒頭を飾ったのは、彼女たちのテーマ曲?!『ロッポンギ音頭』。音頭のリズムも取り入れたダンスビートナンバーを通し、観客たちの身体を揺らしてゆく。「みんなで飛ぶよー!!」の声を合図に、それまで静かにしていた観客たちが騒ぎだしたのには驚いた。おいおい、スイッチを入れるタイミングを待っていたのかよ!!
激しいラテンビートが鳴り出した。ダイナミックなダンスも魅力なパワフルナンバー『ヤダ!嫌だ!ヤダ!』だ。可愛い表情を前に出しながらも、意外?!と挑発的な歌声が嬉しい驚きだ。アイドルという言葉一つを取っても、その捉え方は種々様々。なぜLa PomPonが「爆女祭」のステージに立っているのか?!。キュートさの裏に隠したプロ根性をそのステージングから発しているからこそ、彼女たちはここに立って満員の観客たちを騒がせている。
続く『HOT GIRLS』は、まだまだ少女している彼女たちにはちょっと背伸びな、セクシーさ抱いたファンキーでソウルフルなダンス曲。でも、彼女たちが笑顔浮べ全力で呼びかけるからこそ、自然と身体もシェイクしてゆく。La PomPonの持つHOTなGIRLS POWER、しかと受け止めた。
小松未歩のカバー曲『謎』が飛び出した。原曲の良さを活かした、めっちゃパワフルで躍動的なダンスポップ曲に昇華。何より、6人の歌声が一つに重なったときの圧倒的なパワーにググッと気持ちが惹かれていた。一体化したダンスパフォーマンスに目が奪われ、歌声に胸がウキウキ弾んでゆく。原曲をリスペクトしつつも、自分たちのカラーに染め上げてこそカバー。La PomPon、しっかり自分たちの色に塗り上げてるね。
爽やかな、とれも晴れ晴れとした歌声が響き出した。ステップ踏みたくなる軽快なダンスポップナンバー『Step by Step』だ。キラキラや青春という言葉がピッタリの彼女たちだからこそ、爽やかなこの歌は、La PomPonにとても似合う歌のユニフォーム。メンバーの「くるくるくる」「ぽんぽんぽん」の煽りに合わせ、一緒に、無邪気に戯れてゆく観客たち。何時もの「爆女祭」の空気が、そこには生まれていた。
最後に届けたのが、彼女たちのホームグラウンドを舞台にした、6人の想いをリアルに投影した『ろっぽんぎの歌』。飾らない等身大な姿で歌い踊る彼女たち。心の化粧を落した”らしい”歌に触れたせい?!。無邪気にはしゃぎ歌うその姿が、とても眩しかった。
SORAMIMI
「せっせっせーのよいよいよい!!」。SORAMIMIが届けたのは『恋愛警報発令中』。いやいやいや、恋愛警報どころか熱狂し過ぎな警報が最初から発令状態だ。むしろ、その発令は歓迎すべきか。胸をキュンキュン疼かせるラブリーなポップナンバー。でも、ドラムのビートが凄まじく猛々しい。可愛いフレイバーを振り巻きながらも、じつは野郎臭いロック魂もしかっと抱いているところがSORAMIMI ISM?!。すでにSORAMIMIに夢中状態だ!!
切なさ抱いた心模様を悲々とした歌声に乗せ始まったのが、『AME』。確かに楽曲全体は影を背負った刹那な想いを抱いてるだろう。でもその演奏には、破裂寸前なエナジーがあふれていた。唸るUNIのギター音に触れて、うねるJunaのベース音に揺れて、腹の奥底にズンズン響くtmtmのドラムに煽られシュンとしていられるわけがない。YAKAの描く切ない歌物語に心は濡れながらも、身体中の熱い疼きを抑えきれなかったよ。
ゆったりとしたおおらかな幕開け。またも胸を切々とさせる歌?!…と思わせつつ、猛々しいギターの音を合図に楽曲は一気に牙を剥きだした。激しさの上でめっちゃポップな、一緒に口づさまずにいれない胸キュンな歌が響いてゆく。観客たちと熱いコールをぶつけ続けた『J.K.P!!』だ。「じゃんけんぽん、あいこでしょ」何時ものやり取りが、この日は何時も以上に楽しくってやめられない!!。今日のSORAMIMI、ポップでラブリーな表情の影で、めっちゃドロックなエナジーをぶつけてないか??。昂る胸のドキドキがずっとずっと止まらないんだよ!!
最新シングル『ホリナイ』は、SORAMIMI流クリスマスソング。とてもキラキラとしたロマンチックな…と言いたいところだが、そこはSORAMIMI WORLD、胸をウキウキと弾ませる、何かが起きそうなドキドキなときめきを届けてゆく歌なのが嬉しいじゃない。あっ、キラキラロマンチックさも聖なる曲のフレイバーとして入ってましたね。大サビでは場内から大きな合唱の声も。
最後は、会場中の人たちが絶叫上げながらタオル振りまわし騒ぎ続けた『禁断症状』だ。熱狂の禁断症状を抑えるなんて不可能。この症状を抑えるなら、イキきるまではしゃぐのが一番の特効薬。だから観客たち、凄まじい声張り上げ騒ぎ続けてたんだ。でも、この日は、そんなんじゃ熱狂の禁断症状を抑えられなかったのは、わかるよね。
Split BoB
岡崎/名古屋のGIRLS ROCK SCENEを牽引してゆく存在になりつつあるのが、Split BoB。メキメキと実力と存在感を上げている彼女たち。『スターになれない』が流れたとたん、一気に感情が爆発。身体中からとめどなくエナジーが溢れだした。凄まじく高いテンション持つ豪放無頼な演奏だ。思いきり攻めの姿勢で観客たちへ挑んでゆくからこそ、沸き上がるエナジーを全力で放熱しないと、こっちが破壊されそうだ。
熱い想いをストレートにぶつけゆく姿が魅力のSplit BoB。彼女たちが新たに手にしたダンスロックナンバー『スパイス』が、熱い熱い唸りを持って身体と感情を大きく揺さぶりだした。なんてダイナミックでパワフルな演奏だ。懐深い音のうねりに身を寄せたが最後、踊り狂い続けたくなる。これ、最高にHOTなダンスチューンじゃないか!!
一転、切々とした表情で歌いかける幕開け。哀切さを背負いながらも、心地好くも重いグルーヴで観客たちの身体を優しく揺らした『サクソニーブルー』だ。とても感情的な歌だ。今にも壊れそうなその気持ちを、重く大きな音のうねりが後押ししてゆく。その刹な感情に説得力を覚えたのも、演奏自体が慟哭していたからか?!
確かな躍動を抱きながら、確かな力強いメッセージを感じながら、ゆったり駆けてゆく『Future Runnist』に気持ちがくしゃくしゃの笑顔に変わっていた。弱い心を力強く押してくれるからこそ、その想いに寄り添いたくなる。その歌に背中を押してもらいたくなる。いやいやすでに、Split BoBのステージングにガシガシお尻を蹴り上げ続けられていたんだけどね。メンバーと一緒に前へ向かう勇気を交わしあえる歌、最高じゃない?!
終盤には、中森明菜のカバー『少女A』を演奏。ヘヴィでギラギラとした妖艶ロックに仕上げたのは、今のSplit BoBの心のモード?!。大人の女性がビッチに歌うからこそ生まれる影持つ艶っぽさが魅力だ。
何かをがしっとつかむようおおらかに、溢れだす感情を全力で放熱するよう、最後に『幻想の中で』をSplit BoBは歌いかけてきた。挑発的に?!、いや、沸き上がる感情を歌や演奏へ投影すると、自然と研ぎ澄まされた鋭利な音に変換されてゆくのだろう。ダイブする客も登場。それくらい、キリキリに尖ったぶっ太い芯を持った演奏が、鉄槌振り降ろすよう身体に、心にガツンッと響いていたんだよ。
Caramel
今宵のCaramelは、最初から挑みかかる姿勢でいた。身体をガンガン折り畳み、挑むじゃない、食らいつく勢いで彼女たちは『君に恋愛chu』をぶつけてきた。その熱にヤラれ、いきなりダイブする客も。ヤバいよ、この恐るべきポップモンスターたち、日を重ねるごとにホップな刃が研ぎ澄まされてゆく。その刃へ噛まれるたびに、騒がずにいれない禁断症状にさいなまれてゆく。
駆ける『新曲』の演奏に挑発され、身体の奥底から煮えたぎった熱狂のマグマがあふれ出した。全力で右ストレートを連発するよう、歌と演奏へ全身全霊で感情をぶつけてゆくメンバーたち。今日は戦いだ。30分1本勝負の、全力疾走のバトルだ。
ウキウキと弾む心地好い高揚を与えてゆく刹那ポップナンバー『ラブストーリー』でも、観客たちが大騒ぎ…は、今や「爆女祭」では当たり前の風景。それ以上に、この日のCaramelだ。とんなにメロな歌だろうと、すべてが痛いくらいの熱を放っているんだよ。毎回クロスカウンターを撃ちながら、どっちが先に倒れるか、それくらい彼女たちは命賭けの戦いを挑んでいた。
電撃的なアクションを巻き起こした『恋愛少女』。ルミの歌へ呼応するユウミの歌も何時も以上に挑発的だ。すでに場内はサウナ状態。ステージ上と客席、どっちがタフなのか?!。ともにイキきらなきゃライブじゃない。死ぬ気で熱狂してこそ「爆女祭」。そのISMをCaramelはみずから証明していった。
超絶ハイテンションナンバー『恋愛少女2』が炸裂。理性?!。もーよくわかんない。とにかくこの熱狂に溺れ、ヘトヘトになるまで騒ぎ狂わなきゃここに居る意味がない!!。この気持ち、現場にいなきゃ理解できない…だろうなぁ。
気持ちはもう限界点へ近づきつつある…にも関わらず、終盤にぶつけたのが”わっしょい祭りロック”『ブラララビュー(仮)』だ。「爆女祭」を通じて誕生した、何処の伝統祭りにも負けない(良い意味での)ケンカ祭りが今宵も爆発。この祭り、Caramelのライブに来なきゃ味わえない。ぜひ、体感していただきたい!!
「毎日がみんなとの戦いでした」というルミの言葉を強く実感。まさにCaramelのライブは、メンバーと観客たちが想いを全力でぶつけあう心の裸祭りの場!!。そんな熱狂を背負いながら、最後はハートフルに『Lovers Morment』を披露…はしたのだが、爆発寸前どころか、今宵も何度も爆発した「好きが止まらない」感情で熱狂した観客たちは、お約束通り最後までハイテンションな気持ちでメンバーにエールを送っていた。それにしてもCaramel、どんどん恐るべき脅威放つポップエイリアンに変貌していくじゃないか。
CREA
「全力でいくから全力でかかってこい!!」、Nakiの言葉を証明するようCREAが冒頭へ叩きつけたのが、唸る轟音ロックナンバー『GO+ON』だ。CREAも、挑みかかるではない、観客たちへ喧嘩を売る勢いを持って歌や演奏をぶつけていた。こいつらも本気だ。解き放つエナジーをぶつけ返しあう、何時もの光景?!、いや、観客たちも本気で喧嘩を買っていた。
炸裂した感情を、CREAは爆音ロックな『ReBORN』へ投影。互いに放熱するエナジーで殴りあってゆく。そうしないと気が済まない。とくにその姿勢をCREAのメンバーには強く感じていた。中でもNakiの歌声には凄まじいほどの気迫が溢れていた。
下りることのない無数の拳の山が場内には生まれていた。途轍もないエネルギーを放出してゆく『新曲1』の登場だ。「革命を起こせ」と歌いながら、この「爆女祭」の経験を通し、CREA自身が革命を起こしていたのも事実。全身で殴りあう凄まじい一体化したライブの風景を目の当たりにしていると、その現実を強く実感する。ただし、まだまだ革命の途中。本当の意味でひと皮剥けるのは、この七日間を走り抜けた後なのも間違いない。
熱狂轟音パーティロック『新曲3』を通し、会場中の人たちが思いきり飛び跳ね大騒ぎ。想いきりヘヴィに唸るディスコロックは、確実にCREAの新しい武器に昇華されている。闇夜のパーティロックという雰囲気が似合うこの歌。でもメンバーが実直すぎるぶんエネルギッシュさが先に来ている。それが今の熱狂を生んでいるわけだが、演奏の経験を重ね、もっと遊び心持つ余裕が生まれたとき、本当の意味でパーティロックしていきそうだ。
今宵の終盤は、全力開放モード、アクセル全開で爆走状態へ突入だ。『GO MY WAY!』が作りあげた絶叫の声飛び交う暴れの空間。Nakiの突きあげる拳は、まるでKO狙う電撃パンチのよう。
「完全燃焼せずに何が「爆女祭」だ」。最後を飾った『Windy』でも、魂をぶつけた戦いを展開。CREAもまた、日に日に命懸けの楽しい熱狂のレベルを上げ続けている。短期間でここまで化けたように、今後どんな大化けモンスターに進化するのか楽しみだ。
たんこぶちん
シャキシャッキッとしたギターの音が響き出すと同時に、嬉しいくらいに胸をくすぐる疾走開放ポップチューン『鳴らせ』が鳴り出した。触れてる間中、胸をドキドキ嬉しくときめかせてゆく楽曲だ。いや、たんこぶちんの存在が、そう。彼女たちのライブに触れていると、恋したときのようなドキワクした気持ちが沸き上がりニヤけてしまうんだよ。
甘い青春の残り香を想い返してゆくのが、ひと夏の恋の風景を思い出すように歌った『花火』。たんこぶちんの歌は、ドラマだ。その歌に触れていると、いろんな物語が心のスクリーンに映し出され、その主役になっていく。30分間の中、いろんな物語に飛び込み、心をキュンキュン疼かせていける。だから、たんこぶちんのライブを求めてしまうんだろうな。場内は浸るどころか、拳と絶叫を舞台上へぶつけ熱いドラマを作っていたけどね。
「わたしが主役ならば」「ならば」。メンバーとファンたちが熱い掛け合いをしてゆく幕開け。気持ちをはしゃがせるワクワク感偉抱きながら、『Re:GiRL』が走りだした。軽快に弾む2ビートな演奏に身を預けていると、無邪気な気持ちに戻って騒ぎたくなる。何時しか年齢なんて壁をぶち壊し、少年少女な自分に戻りながら、大勢の人たちが胸きめかせ騒ぎ続けていた。一瞬にしてみずからを青春モードにレイドバックし、余計な感情脱ぎ捨て、無垢な自分で騒げるって最高じゃん!!
「アイスクリーム」「イエーッ!!」のやり取りも登場。心地好く弾む、ラブリーでポップモード満載な『アイスクリーム』だ。明るい空の下で、ちょっぴりドキドキしながら初デートしたときのような甘いワクワク感が、たまんない美味しさ。胸弾ませるこの甘さなら、いくらでも味わいたい。
ポップにカラフルに演奏が弾けだした。『ze ze ze』が連れ出したのは、バクバクな胸騒ぎ破裂しそうな甘酸っぱい高揚感。眩しいくらいのときめきに、嬉しい熱狂にとろけっぱなし。最後は、たんこぶちん流ロックンロールナンバー『We are the Girls Band !!!!!』をぶち噛まし,思いきり祭り上がっていった。ここにも、チャーミングなポップモンスターがいたじゃないか!!
「tkmk爆女祭」初のアンコールを実施。最後にたんこぶちんが演奏したのが、メンバーと観客たちが「We Gonna ROCK」の熱いエールをぶつけあった『We Gonna ROCK』。ガシガシに炸裂した熱いロックンロールが、嬉しいくらいに感情のアクセルをベタ踏みさせてゆく。もっともっとROCKしたい!!」。まさに「爆女祭」らしい、全力で一つに溶け合ってゆく興奮の様を描きながら、たんこぶちんが明日へ熱狂のバトンを繋いでくれた。
7日女(目)へ向けて。
最終日に当た11月29日(日)には、GIRLFRIEND/ガールズロックバンド革命/Le Lien/Caramel/ザ・ヒーナキャット/CREAが出演。この熱狂に身を浸すのが「爆女祭」。きっと明日もそうなること間違いない。
「tkmk爆女祭」Web
La PomPon
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たんこぶちん
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『We are the Girls Band !!!!!』
『We Gonna ROCK』
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