元メンバーの上原歩子が復帰。READY TO KISSに新メンバー4人が加入。その報告をした単独公演の模様をレポート!!!!!
- 2021/12/19
- 音楽×NEWS, 音楽×キャリア
- READY TO KISS
12月17日(金)、READY TO KISSが「何かがあるかもしれないライブ2021」と題した意味深なワンマン公演を渋谷CLUB QUATTROで行った。その日、何が起こったのか…。
先に、この日の発表についてお伝えしたい。2022年1月2日より、BABY TO KISSより昇格した木村ゆみか・櫻井愛理・もりしょうこ。そして、上原歩子と4名のメンバーがREADY TO KISSに加わる。嬉しい驚きだったのが、初期~中期のREADY TO KISSを支えてきた上原歩子の復活だ。まさかのメンバーの加入報告に、フロア中の人たちが思わず声を上げていた。ここからは、当日の模様をお伝えしたい。
舞台の上にはカラフルな輝きを灯すクリスマスツリーなど、この日のロマンチックなパーティーの場を彩る装飾が、メンバーみずからの手でいろいろと施されていた。
READY TO KISSのライブは、グループ名を冠した「READY TO KISS」からスタート。冒頭から5人は、会場中の人たちのハートにキラキラした”ときめき”という名の歌の輝きを降り注ぎだす。それまで椅子に座っていた観客たちも一斉に立ち上がり、手にしたペンライトを振りながら、自分たちも”ときめき”を作る一つ一つの輝きとなり、この空間をカラフルな5色の光と熱で染めだした。彼女たちに愛らしい声で「READY TO KISS YOU」と告白するように歌われるたび、ハートが膨らみだす。これってまさに、恋をしたときと同じ”ときめく”気持ちだ。さぁ、ここから5人との素敵な2時間の恋物語の始まりだ!!!!!
彼女たちは、会場中の人たちを灼熱の景色の中へ誘い出した。夏が終わらない楽園で一緒にはしゃごうよと声をかけるように、5人は「タイに行きタイ」を歌いだした。舞台の上で華麗に舞いながら、チャーミングな仕種混じりに「あなたと行きたい」と誘われワクワクしなかったら、それは嘘だ。メンバーの卒業が続いているREADY TO KISSだからこそ、人数じゃない。一人一人が本気で思いを投げかければ、みんなの思いもけっして覚めることはない。それを繰り返し経験してきたからこそ、彼女たちは全力の笑顔で「あなたとタイに行きたい」と誘い続けていた。
一緒に、途切れない素敵な音楽の旅を続けよう。「Long Distance-長距離エアプレイン-」という歌のパスポートを手にしたメンバーと観客たちは、心弾む楽曲へ飛び乗り、一緒にいろんな歌の国を巡る旅へとフライトした。、「これから旅が始まるんだな」という期待や”ときめき”を、「Long Distance-長距離エアプレイン-」を耳にしながら感じていた。
MCで、メンバーたちは「今日は、汗だくフィーバーなライブになりそう」と語っていた。その言葉通りの景色が、ここからも広がりだす。
この飛行機は、彼女たちが始まった時間に到着。5人は、始まりの時期を彩れば、今もたくさんの人たちのハートに胸騒ぐ”ときめき”を与え続ける「Chu Chu」を歌っていた。彼女たちが「CHU CHU 好きだよ」と歌うたび、今でも「俺もー!!」と心の中で叫んでしまう。愛らしい表情で「CHU CHU好きだよ」と歌われたなら、デレデレしながら5人へにやけた笑顔を向けてしまうのもは当然だ!!!!! 落ちサビでケチャしながら思いきり胸の中で叫びたい、「俺もー!!!!!」と。
彼女たちが次に連れだしたのが、板橋区は成増だ。READY TO KISSお得意の駄洒落曲「成増になります」は、なりたい自分になりますと歌う、アッパーなダンスポップチューン。メンバーらの振りを真似ながら、キラキラな景色の中へ一緒に飛びこんでいこう。5人が無邪気な笑顔で歌い躍る姿を見ながら、夢を夢とは思わずにいた青春時代のあすなろのような自分になっていた。
READY TO KISSが歩み続ける道は、いつもデコボコでゴツゴツしている。舗装された道を歩きだしたはずなのに、すぐに獣道にも似た悪路へと逸れてゆく。何時だってきっと、それがREADY TO KISSが選ぶ道なんだと思う。草木の生い茂った道を搔き分け必死に歩き続ける姿がとても泥臭いのに、一緒に泥まみれになってみたいと思うのは何故だろう。どんな境遇の中にいようとも、彼女たちは「輝くこと」を信じ続けている。「その先の未来へ」を心の羅針盤に据え、その時々に指し示す未来へ挫けることなく進んでいく。そして、いつも小さな未来の輝きを僕らに見せてくれる。でも、また悪路へ踏みだすのがREADY TO KISSの生き方なのだろう。それを何度も見てきたからこそ、不器用なREADY TO KISSだからこそ描く未来を信じてみたくなれば、坂道を必死に登る彼女たちの背中をやっぱし押したくなる。
READY TO KISS流ハード&パンキッシュな楽曲の登場だ。 彼女たちは情熱を胸に「サイレンとジェラシー」を歌いながら、刹那の世界へ飛びこんでいった。楽曲が進むごと、気持ちが熱を帯びて高ぶりたす。荒ぶるギターの音を響かせ走り続ける楽曲へ飛び乗り、胸を熱く騒がせる歌に触れながら、鳴り止まない心の衝動へ突き動かされるまま、5人と一緒に走り続けたい。
ひと足早いクリスマス気分をこの会場に足を運んだ仲間たちとロマンチックに過ごそうと、READY TO KISSは「世界一のクリスマス」を届けてくれた。舞台の上には、包装された巨大な箱が登場。蓋を開けた中から飛びだしたのが、サンタクロース。何時の間にかサンタクロースやトナカイ、少し横暴な雪だるまたちがライブへ参加。メンバーらと一緒に、キラキラした歌の輝き降り注ぐひと足早い聖なる夜の中、童心に返って無邪気にはしゃいでいた。途中、雪だるま(プロデューサーのNAOKI)が牧野広実をジャイアントスウィング。ヤンチャな代表らしさも発揮しながら、楽しい一夜に刺激も描き加えていった。
少しだけロマンチックな聖夜の楽しい空気に、もっともっとラブな思いを熱く注ぎ込もうと、READY TO KISSは「秒シミュレーション」を歌っていた。この歌も,READY TO KISSを始まりのときからずっとずっと支え続け、READY TO KISSのライブに触れた人たちの心を、熱い恋のアプローチで落し続けてきた曲だ。軽やかに、でも激しい動きを見せながら歌い躍るメンバーたちへ向け、フロア中からも多くの手がメンバーらに向け捧げられていた。フロアの中を自由きままに揺れ動くペンライトの光がとてもカラフルで、まるでクリスマスのイルミネーションのようだ。
「恋してる キミにしてる」と彼女たちが淡い浪漫な香りを振りまき「君恋」を歌いだした。これも、READY TO KISSを長く支え続けてきた歌だ。「君恋」に妖しい大人の香りを覚えるのは、今のメンバーたちが、媚薬のような心蕩ける香りが似合う女性たちだからに違いない。
でも、やっぱし僕らはアイドルの彼女たちにも触れたいんだ。「エメラルド・クリームソーダ」が流れたとたん、メンバーも、フロア中の人たちも、シュワッと弾けた強炭酸ソーダのように、思いきり舞台の上で弾けだした。切ない歌だけど。でもそこには、青春という言葉の似合う眩しい景色が広がっていた。フロア中で輝く色とりどりのペンライトの光が四方八方へ弾けるように揺れ動く様も、美しい熱狂した姿だった。
ここでメンバー語りだした。ここでは、代表して牧野広実の言葉を伝えたい。
「2021年は、本当にいろんな変化のあった年だなと思っています。メンバーが今年9月までは8人いたんですけど。このワンマンライブは5人で迎えることになってしまいました。たくさんのメンバーが、この数ヶ月で抜けていく中、正直、心が折れてしまった時期もありました。この4年半READY TO KISSを続けてきて、一番心が折れてしまったなと思ったんですけど。今のわたしは、もう何も悩んでいません。それは、思い出したときに、大好きなファンのみなさんと、大好きなメンバーが、いつも支えてくれることを改めて実感したからです。わたしは、このREADY TO KISSでまだまだ頑張りたいとすごく思いました。
たぶん、これからも、また大きな壁にぶち当たることがあると思うのですが、READY TO KISSはまだまだ絶対にここで終わらせたくありません。今日来てくれたみなさんに、もっと絶対にいい景色を見てもらいたいし、前に好きでいてくれたファンのみなさんにも、READY TO KISS、あのときよりも大きくなってるじゃんって絶対に思ってもらいたいので、まだまだ絶対にあきらめず上を目指してがんばります」
新体制になり、ここから新しいREADY TO KISSとしてステートダッシュしようと生まれたのが「NONSTOP-Restart Dash-」だった。あのときは9人というメンバーが舞台を彩っていた。今は、5人。そのうち一人は年内の卒業が決まっている。でも、そのときごとにメンバーたちは、何度だってREADY TO KISSをリスタートし続けてきた。それは、今後も変わることはない。その強い意志を、どんな状況下でも支えてくれたファンたちと確かめあうように、彼女たちは「あきらめないよ」と「NONSTOP- Restart Dash-」を力強く笑顔で歌っていた。「最高の未来をたぐりよせる」日は何時なのか…ではない、どんな苦難へ陥っても辞めるという選択肢を手放さずにいたからこそ、今のREADY TO KISSが。そして、これからのREADY TO KISSがある。彼女たちはいつだって目の前で最高の未来をたぐり寄せてきた。だから、今の風景だって明日へと繋がっていけば、最高の未来が途切れることは決してない。
あきらめない強い意志が消えない限り、これからもREADY TO KISSは輝きを失くすことはない。どんなときだって、過ぎてしまえば笑って力にしていける思い出になる。それを知っているメンバーたちだからこそ、キラキラとした笑顔で「STAR LIGHT-星色のこの気持ち、空に映れ-」を歌っていた。その姿を見ながら、観客たちも一緒に背中の翼をはためかせ、いつか辿り着きたいキラキラ輝く舞台へ向かって飛び続けていた。
いつだってREADY TO KISSは無敵だ。夢をあきらめない強い意志が消えない限り、彼女たちはいつまでも未来へ向かって走り続けてゆく。この日も、最高の「ムテキモード」になったREADY TO KISSとして、5人は力いっぱい汗だくフィーバーした姿で輝いていた。その姿を見ていると、やっぱしREADY TO KISSの未来を信じたくなる。ドッキンドッキン高鳴る鼓動が止まない限りは、彼女たちと一緒に無敵の自分になって、この日の物語のページへ、手にしたペンライトの輝きで思いを綴りながら、終わらないこの本のページをずっとずっと増やし続けていきたい。
PHOTO:本間裕介
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
2022年1月2日 新木場USEN STUDIO COASTにて新8人体制始動 & 新曲初披露!
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上原歩子
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セットリスト
「READY TO KISS」
「タイに行きタイ」
「Long Distance-長距離エアプレイン-」
MC
「Chu Chu」
「成増になります」
「その先の未来へ」
「サイレンとジェラシー」
「世界一のクリスマス」
「秒シミュレーション」
「君恋」
「エメラルド・クリームソーダ」
MC
「NONSTOP-Restart Dash-」
「STAR LIGHT-星色のこの気持ち、空に映れ-」
「ムテキモード」
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